Bitget 手数料を徹底解説:現物・先物・BGB割引・出金コスト(2026年版)
Bitgetの現物手数料はメイカー・テイカーともに0.10%で、BGBで支払うと約0.08%まで下がります。無期限先物はメイカー0.02%・テイカー0.06%が基本料率です。ファンディングは8時間ごとに精算され、出金手数料はネットワーク次第で大きく変わります。
Bitget 手数料を調べると、現物0.10%、先物0.02%/0.06%という数字がすぐに見つかります。ただ、実際に支払う金額は、BGBトークンによる割引、VIPランクの基準、ネットワークごとに違う出金手数料、8時間ごとのファンディングによって大きく変わります。本ガイドではBitgetのコストを一つずつ分解し、ご自身の取引スタイルに当てはめて試算できるように整理しました。プラットフォーム全体の評価はBitgetの取引所ページにまとめています。
現物取引の手数料:基本料率
Bitgetの標準的な現物手数料は、メイカー・テイカーともに0.10%です。バイナンスの標準料率と同じで、現物市場では平均的な位置づけといえます。特別に安いわけではありませんが、割高でもありません。標準ランクではメイカーとテイカーが同じ料率なので、指値注文で板に並べても成行注文より有利になることはありません。
BGB割引を適用すると、どちらも約0.08%まで下がります。Bitgetで現物を頻繁に売買する人の多くは、実際にはこの料率で取引しているはずです。20%の割引のためにBGBを保有する価値があるかは取引量次第です。月10万ドル分の現物取引なら、節約額はおよそ月40ドルです。無視できる金額ではありませんが、取引戦略そのものを組み替えるほどではありません。
無期限先物の手数料:多くのトレーダーが使う商品
Bitgetを選ぶトレーダーの多くは無期限先物が目的で、こちらの料率は現物より競争力があります。標準ランクはメイカー0.02%、テイカー0.06%です。具体的には、1万ドル分のポジションを成行で建てると手数料は6ドル、建てと決済の両方を成行で行えばファンディングを除いて12ドルかかります。スイングトレードなら許容範囲ですが、高頻度の売買では積み上がりが早くなります。
メイカー0.02%は業界でもしっかりした水準です。流動性の高い市場で指値注文を中心に使うなら、特別なランクがなくても先物コストを低く抑えられます。注意が必要なのはテイカー0.06%の方で、スキャルピングや勢いに乗った成行エントリーが多い人ほど影響を受けます。
レバレッジ取引のコストを他の取引所と比べたい方は、高レバレッジ取引所ガイドでBitgetを含む各社の条件を確認できます。
ファンディングレート:予算に入れ忘れがちな定期コスト
ファンディングはBitgetが直接課す手数料ではなく、無期限契約の価格を現物インデックスに連動させるための仕組みです。それでも実際に発生する変動コストであり、ポジションサイズを決めるときに過小評価されがちです。
Bitgetのファンディングは1日3回、UTCの0時・8時・16時(日本時間の9時・17時・翌1時)に精算されます。料率は無期限契約とインデックス価格の乖離に応じて変動します。上昇相場でロングに偏るとロングがショートに支払う形になり、料率はプラスに大きく振れることがあります。横ばいや下落局面ではマイナスに転じたり、ゼロ付近まで縮んだりします。
実務上のポイントは単純です。トレンド相場でレバレッジをかけた大きなポジションを数日持ち越すと、価格面で利益が出ているかどうかに関係なく、まとまった額のファンディングを支払うことがあります。Bitgetの契約画面には現在の料率と次回の支払い見込みがはっきり表示されるので、数日持つポジションを建てる前には必ず確認しておきましょう。用語の意味は用語集のファンディングレートでも解説しています。
BGB割引の仕組み
BGBはBitgetのユーティリティトークンで、保有すると現物・先物の手数料が20%割引になります。ステーキングやロックは不要で、所定の残高を持ち、アカウント設定で手数料支払いの切り替えをオンにすれば適用されます。
先物では、テイカー料率が0.06%から約0.048%に下がります。月50万ドルの先物取引で成行エントリーが多いトレーダーなら、テイカー手数料だけで月60ドル程度の節約になります(公表料率ベースの試算で、実際の節約額はBGB価格やその時点のランク基準によって変わります)。
一方で、BGB自体に価格変動リスクがある点は押さえておくべきです。トークン価格が大きく下がれば、割引率が同じでも実質的なメリットは目減りします。取引量が中〜大規模のトレーダーにとっては割引の価値が上回ることが多いものの、BGBは値動きのある別の資産として管理するのが無難です。
出金手数料:ネットワーク選びがコストを左右する
Bitgetの出金手数料は、ほぼすべての大手取引所と同じくネットワークごとに異なります。同じ通貨でもネットワークによって差がかなり大きくなります。
| 通貨 | ネットワーク | 出金手数料の目安(2026年) |
|---|---|---|
| USDT | TRC-20 | 約1 USDT |
| USDT | ERC-20 | 約10 USDT以上 |
| USDC | TRC-20 | 約1 USDC |
| BTC | Bitcoin | 約0.0003 BTC |
| ETH | ERC-20 | 約0.001 ETH |
ステーブルコインを安く動かしたいなら、TRC-20が最も分かりやすい選択肢です。TRC-20が使えるのに習慣でERC-20を選んでしまうのは、暗号資産取引で最もよくある、そして最も避けやすい無駄なコストの一つです。
入金はどのネットワークでも無料です。また、注文を出さずに通貨を交換できる即時交換機能には、明示された手数料の代わりにスプレッドが含まれています。大きな金額を交換する場合は、通常の現物注文と比べてから実行する方が安く済むことが多いです。
VIPランクと取引量による割引
BitgetのVIPプログラムでは、直近30日の取引量とBGB保有量に応じて、BGB割引にさらに料率の引き下げが上乗せされます。上位ランクでは先物のメイカー手数料がゼロに近づき、最終的にはマイナス(流動性を提供すると取引所から報酬を受け取る形)になります。機関投資家のマーケットメイカーを取り合う大手取引所では一般的な仕組みです。
個人トレーダーにとって現実的なのはVIP 1〜3あたりで、比較的低い取引量から到達できます。控えめなVIPランクとBGB割引を組み合わせると、実効手数料を公表料率より目に見えて下げられます。最上位ランクは月数千万ドル規模の取引量が必要なため、個人が狙う対象ではありません。
他の取引所との手数料比較
主要取引所の標準ランクの料率を並べると次のとおりです(2026年時点、独自トークン割引なし)。
| 取引所 | 現物メイカー | 現物テイカー | 先物メイカー | 先物テイカー |
|---|---|---|---|---|
| Bitget | 0.10% | 0.10% | 0.02% | 0.06% |
| Bybit | 0.10% | 0.10% | 0.02% | 0.055% |
| BingX | 0.10% | 0.10% | 0.02% | 0.05% |
| MEXC | 0% | 0.10% | 0% | 0.02% |
MEXCは現物・先物ともメイカー0%を打ち出しており、表面上はBitgetより安く、指値注文が中心のトレーダーにとってその差は本物です。MEXC側の注意点も含めた詳細はMEXCの手数料ガイドで解説しています。各社を横並びで比べたい場合は取引所ランキングが便利です。
Bitgetの先物テイカー0.06%はBingXやMEXCより高く、Bybitとはほぼ同じです。テイカー中心の戦略で取引量が多い月ほど、この差は積み上がります。逆に、指値注文が中心の方やVIP割引を受けられる方にとっては、実質的な差はかなり小さくなります。
安全性と日本からの利用について
手数料の安さと資産の安全性は別の問題です。Bitgetは2026年9月24日にホットウォレットとウォームウォレットからの不正流出を公表しており、最終確定額は約3億8,800万ドルです(当初発表は約3億5,160万ドル、修正値は約3億8,750万ドル)。BitgetはProtection Fundで損失を補填したと説明しています。経緯の詳細はBitget不正流出の解説記事と、Bitget公式のインシデントページで確認できます。
また、Bitgetは海外の取引所であり、日本の金融庁に暗号資産交換業者として登録されているという情報は確認できません。日本からの利用可否や規制上の扱いは、2026年時点の最新情報を金融庁の公式サイトとBitgetの利用規約で必ず確認してください。暗号資産の税金については、本記事は助言を行わないため税理士に相談することをおすすめします。
まとめ:実際のコストはどう決まるか
Bitgetは先物のメイカー手数料に競争力があり、現物は平均的、先物テイカーは中程度という位置づけです。無駄なコストが生まれやすいのは、VIPランクやBGB割引なしでの高頻度な先物の成行取引、TRC-20が使えるのにERC-20で出金するケース、そしてトレンド相場で数日持ち越す無期限ポジションのファンディングの3つです。
指値注文を中心に使い、BGBを保有し、TRC-20で出金するユーザーは、公表料率よりかなり低いコストで取引できます。反対に、割引を使わずに成行でスキャルピングを繰り返すユーザーは、同じ料率表でも目に見えて多く支払うことになります。最新の料率は取引前にBitget公式の手数料ページで確認してください。
よくある質問
Bitgetの現物取引手数料はいくらですか?
2026年時点のBitgetの標準的な現物手数料は、メイカー・テイカーともに0.10%です。BGB(Bitgetの独自トークン)を保有して手数料支払いに充てる設定をオンにすると約0.08%になり、20%の割引が受けられます。取引量が多いほど効いてきますが、少額取引では差はそれほど大きくありません。
Bitgetの無期限先物の手数料は?
標準ランクの無期限先物はメイカー0.02%、テイカー0.06%です。BGBを使うとさらにわずかに下がります。上位のVIPランクではメイカー手数料がゼロに近づいたりマイナス(リベート)になったりしますが、そこに届くには機関投資家規模の月間取引量が必要です。
BGBで手数料はどのくらい安くなりますか?
Bitgetは、BGBを口座に保有しBGBでの手数料支払いを有効にしたユーザーに20%の割引を案内しています。割引は現物と先物の両方に適用されます。ステーキングやロックは不要で、所定の残高を保有して設定を切り替えるだけで使えます。
Bitgetの出金手数料はいくらですか?
出金手数料は通貨とネットワークによって異なります。TRC-20のUSDTはおおむね1 USDT前後で、ERC-20はその数倍かかります。BTCの出金にはBTC建ての少額手数料がかかり、暗号資産の入金は無料です。ネットワークの混雑で金額は変わるため、出金画面に表示される手数料を毎回確認してください。
Bitgetは安全ですか?
BitgetはProtection Fund(保護基金)を運営し、プルーフ・オブ・リザーブも公開しています。ただし2026年9月24日にホットウォレット・ウォームウォレットの大規模な不正流出が起きており、Bitgetの最終確定額は約3億8,800万ドル(当初発表は約3億5,160万ドル、修正値は約3億8,750万ドル)です。Bitgetは損失をProtection Fundで補填したと説明しています。取引所を問わず、2段階認証の設定や大口資産のハードウェアウォレット保管は欠かせません。
Bitgetに隠れた手数料はありますか?
取引手数料自体は明示されていますが、見落としやすいコストが3つあります。即時交換(コンバート)機能に含まれるスプレッド、TRC-20の数倍になるERC-20の出金手数料、そしてトレンド相場で膨らみやすい無期限先物のファンディング支払いです。
BitgetはMEXCやBybitと比べて手数料は安いですか?
MEXCは標準ランクで現物・先物ともメイカー0%を打ち出しており、表面上はBitgetより安くなります。Bybitの先物手数料はBitgetとほぼ同水準です。指値注文中心ならMEXCの方が実際に安く、テイカー中心ならBGB割引を適用したBitgetとの差はかなり縮まります。
Bitgetは日本から使えますか?
Bitgetは海外の取引所であり、日本の金融庁に暗号資産交換業者として登録されているという情報は確認できません。利用可否や規制上の位置づけは居住国の法令と取引所の利用規約によって変わるため、2026年時点の最新情報を金融庁(https://www.fsa.go.jp/)とBitget公式の利用規約で確認してください。税金の扱いは税理士への相談をおすすめします。